アジアを熱く

アジア泌尿器科学会(UAA)の第11回学術大会(Asian Congress of Urology:ACU) に参加するためにタイのPattayaを訪れた.

一昨年の台北での第10回大会はUAAの創立20周年記念大会だったので,本大会は次の10年のスタートとなる会である.
この2年間におけるUAAの大きな前進は,日本泌尿器科学会のofficial journal であるInternational Journal of UrologyがUAAのofficial journalになったことと,UAA内にアジアの若手泌尿器科医をサポートするYouth Sectionが設けられたことである.

本大会でも日本を含め各国1~2名の若手泌尿器科医が参加しての教育企画が開催されたが,これからのアジアの泌尿器科医療を担う才能豊かな若手達の良い交流の機会となったと思う.

今年のACUには日本からも70名近い泌尿器科医が参加したが,いろいろ話を聞いてみると,まだ日本におけるUAAの認知度は低い.
確かに日本の泌尿器科医はAUAやEAUのほうに目をむけがちである.

しかし,第1回のACUを福岡で行うなど,日本がイニシアティブをとって始めた組織である.また2015年からの学術大会は毎年開催となる予定となっている.アジア全体の泌尿器科のレベルも上がっているので,是非,アジアのリーダー国として興味をもっていただきたいと思う.

今回,生まれて初めてタイを訪れた.
タイ料理もおいしかったが,何よりもタイの人々の笑顔に癒された.本当に礼儀正しく,優しい国民性だと思う.
最終日の夜には,タイらしい“Tiffany’s Show”も存分に楽しんだ.