キシュ島その2

(キシュ島滞在記 : その二)

キシュ島での UAA が始まった.
まず学会の朝一番がコーランと国歌斉唱で始まるのに驚いた.ビジネス会議 では,内藤誠二理事長にプレゼンテーションをお願いし,投票の結果2018年の UAA 本会の日本開催が決定し た.また,長年の懸案であった UAA の会費問題も,国別の会費設定という形で一歩前進した.これで 4 年間お 引き受けした私の Secretary General としての役目は果たせたと思う.

結局,キシュ島ではお酒はまったく出なかった(実際には,シンガポールから来た泌尿器科医が勇敢にも持ち 込んだウイスキーを少々およばれした.).キシュ島は周囲が80キロ程度の小さな島で,イラン革命前にはカジノ やゴルフ場もある本格的なリゾートで,ヨーロッパから多くの旅行客がきていたらしい.しかし,革命後は「忘 れ去れた島」になったという.今はリゾートしての再開発が始まっているようで, 8 割くらいのビルが建設中と いった状況だった.

酒好きグルメには厳しい旅行だったが,キシュ島の空気はハワイのように気持ちが良かった.滞在中はまった く雲のない快晴で,海の向こうには赤土色のイラン本土がはっきりと見えた.また,女性が本当にきれいだっ た.旅の最後には宮崎からの同伴者のゴルフ練習棒が手荷物検査でひっかかったことは言うまでもない

(小川 修)