夏のバンクーバー

みなさま、初めまして。私は昨年4月より京大病院で勤務しています、住吉崇幸と申します。この度私がブログを書く順番になりましたので(実は随分以前から依頼があったのにサボっていた・・・)、2019年8月から2022年3月まで留学していたバンクーバーの夏の過ごし方をご紹介します。

バンクーバーはカナダの西海岸に位置し、トロント、モントリオールにつぐ、カナダでは第三の都市です。とは言っても高層ビルが密集しているのはバンクーバーの中でもごく一部のエリア(ダウンタウン)のみで、大部分は自然豊かな街です。バンクーバーにも日本と同じく春夏秋冬の四季がありますが、「最高の季節はいつ?」と質問すると多くの人が“夏”を選ぶのではないかと思います。日本とは違い、最高気温が約25度、雨がほぼ降らないので、「蒸し暑い」なんてことはなく快適です。家にクーラーがなくても問題ありません。さらに日の入りが午後9-10時くらいですので、仕事帰りに(もしくは仕事を途中で切り上げて)ビーチに立ち寄って、バーベキューを楽しむなんてこともできます。またバンクーバーの周辺にはたくさんの美しい湖やキャンプ場があります。留学前はアウトドアをほとんど経験したことがありませんでしたが、毎週末湖に行きSUP(サップボート)に乗ったり、バーベキューを楽しみました(ちなみにカナダで購入したSUPを日本に持って帰り、昨年夏に琵琶湖で楽しみました)。

もう一つ留学中の夏の思い出といえば、オカナガン地方でのワイナリー巡りとカナディアンロッキーです。オカナガン地方はバンクーバーから400kmほど東に離れたところにあり、ワインの名産地としてオカナガン湖周辺にはたくさんのワイナリーがあります。あまりお酒を飲まない私もワイナリーを巡り、テイスティングをして多くのワインを購入し、そして見晴らしの良いレストランで少し贅沢なランチを楽しみました。そしてカナディアンロッキーはオカナガンよりさらに600kmほど東側のアルバータ州にある観光名所で、たくさんの美しい山々や湖、腎移植に関わっている方にはお馴染みのバンフという町があります。レイクルイーズのほとりに聳え立つフェアモントホテルで宿泊し、モレーン湖(写真)の美しさに感動し、高速道路を走っている最中にbearにも遭遇することもできました。

留学前は海外生活に不安も多少ありましたが、家族全員充実したバンクーバーライフを過ごすことができました。いまは同じ夏とは言っても気候も生活環境も180度変わってしまいましたが、「いつかもう一度バンクーバーに遊びに行く!」と思いながら、パソコンやスマホに保存している写真を眺めている毎日です。

次回は「冬のバンクーバー」を書きたいと思います!!

文責: 住吉