ドバイ

今年の夏休みに9月のシルバーウィークを利用してドバイに行ってきた。なぜドバイ??とよく聞かれる。嫁さんの妹の家族がドバイに転勤となり、この機会を逃すと、ドバイに行く機会は一生ないように思い、家族5人でお邪魔することになった。

夜中の出発だったので、京都駅近くのなか卯で今からドバイと腹ごしらえをして、バスで関空に向かった。スーツケースの中は、ドバイでは手に入りにくい日本の食料品でぎっしり。エミレーツ便に乗り10時間かけてドバイへ。サービスはよく快適な空の旅であった。

ドバイは、超高層ビルが立ち並び、高級ホテルと巨大ショッピングモールなど裕福な首長国として知られている。世界一が好きらしく、高さは、ブルジュ・ハリファ、広さはドバイモールとのこと。石油に依存しない、世界レベルの商業都市となり、税金はない。空港はやはり大きくきれいであり、各都市へのハブ空港として機能していることもあって活気があった。義妹の家族は高級ホテル併設のマンションに住んでおり、そこのゲストルームに泊めてもらった。最上階には360度ゆっくり回転し、ドバイを一望できるレストランがあり、屋上にはプールもある。部屋は、掃除やベッドメイクもしてくれる。ショッピングモールが隣接しており、一階はスケートリンクになっている。子供達は大喜びで、スケートとプールを同じ日に遊ぶというまれな経験を、違和感なしに純粋に楽しんでいた。

遊びのプランも義妹夫婦が念入りに計画してくれていて、ジープによる砂漠ツアー(スリルあり+ベリーダンス付)や、アブダビのシェイク・ザイード・グランドモスク(とにかく美しい、絨毯9億円、しかし外は40度越えで暑い!)、フェラーリの遊園地(真っ赤)、ドバイビーチ(真っ青)、ゴールドスーク(金ぴか)での買い物など、現地での遊びを満喫した。どれも中東の文化をおもわせるものだった(フェラーリもある意味)。ドバイ人は結婚すると祝い金として200万と家も?!支給され、医療費、出産費、教育費はかからないそうだ。高級車を乗り回している若者もめずらしくなかった。フェラーリ好きな国民性か運転は女性でも非常に攻める。しかし、ドバイ人は人口の2割以下で、インドやパキスタンなどの南アジアからの出稼ぎで成り立っており、貧富の差は大きい。

食に関しては、日本食を毎日作ってくれて、全く不自由しなかった。次男がお米派で、NY留学中でのアメリカ国内旅行の際には、すべて炊飯器を持参したくらい。さすがに5人分となると、お土産として持参した食材を逆にたくさん馳走になってしまい、申し訳なかった。あらためてこの場を借りて感謝の気持ちをお伝えします。

帰りもエミレーツ。発券上2+2+1で長男が離れた席になったが、親切に替わってくれるように手配してもらえた。関空からバスにのり、京都駅近くのなか卯の中で、「今からドバイ?」と冗談を言いながら、現実の世界に戻ったことを実感していた。

 

ブルジュ・ハリファ             ゴールドスークのとある店

シェイク・ザイード・グランドモスク

(文責 根来)