ビンタン島

当科では、夏休みを1週間取ることができます。ここ数年は、節約のために国内旅行をしていたのですが、今年は留学から帰ってきて初めて海外旅行をしました。今回のブログは、そのことについて書かせて頂きます。

当初はハワイに行こうかと思っていたのですが、8月に家族4人でハワイに行くと、目が飛び出るほど金がかかります。妻は以前からシンガポールが面白いと言っていたこともあり、時差も少なく、飛行機代も安いなどの理由から決まりました。

さて、うちには小学4年生と1年生の2人の息子がおります。シンガポールと言えば、「マーライオン」と「ショッピング」というイメージがあり、子供が楽しめるのか心配でしたが、まったく問題ありませんでした。超高層ホテルの屋上にプールのある「マリーナベイサンズ」、巨大植物園のある「ガーデンズバイザベイ」、夜に開園している動物園「ナイトサファリ」、ユニバーサルスタジオやプール、水族館などが集中する「セントーサ島」など、遊ぶ場所が目白押しでした。タクシーも安く、電車も充実しており、ホテルからどこへでもすぐに行くことができます。夜でも安全で、食事もおいしく、同じホテルに4泊したのですが、連日朝から晩まで駆けずり回りました。

ただ、夏休みといえばやはり「海」。残念ながら、シンガポールには良い海水浴場がありません。どこか無いかと調べてみたところ、見つけたのが「ビンタン島」。インドネシア領の島の1つなのですが、シンガポール・チャンギ国際空港の近くにあるタナメラフェリーターミナルという港から、フェリーで約1時間。大都会のシンガポールとは一転、そこはまさに隠れた楽園でした。

フェリーを降りて、入国手続きをし、送迎バスでホテルに着くと、民族衣装を着たダンサーが出迎えてくれます。熱帯雨林の木々、照り付ける太陽、アジアンな雰囲気が漂うホテル、海が一望できる巨大なプール、おのずとテンションが上がります。

水着に着替えてプールで少し遊んだあと、いよいよ海へ。ホテル付属のビーチは、真っ白な砂浜と、真っ青な海。上からでも泳いでいる魚が見えるくらい澄んだ海水。そして、何といっても、広大なビーチにいるのは数人のみで、ほとんどプライベートビーチ状態でした(写真)。遠浅でほとんど波も無く、子供が海で遊んでいる間、ハンモックで昼寝をし、海に入っていると魚が寄ってきます。ゆっくりとした時間が過ぎ、心から癒されます。夜にはビンタンビール(写真)という地ビールを飲みながら、アジア料理を堪能。2泊したのですが、本当に満足しました。

「ビンタン島」、あまり有名でない分、観光客が少なくて良かったです。シンガポールに旅行される際には、時間が許せば是非立ち寄って頂きたい場所です。

(寺田直樹)