2年間の思い出と感謝

初めまして。京都大学医学部附属病院で初期研修医をしており、大文字会フレッシュメンバーの田代結(たしろゆう)と申します。名前だけを見るとよく女性と間違われますが、27歳の男性です。泌尿器科学ブログの編集長に声をかけていただきまして、僭越ながら近況を報告させていただきます。

この文がuploadされる頃には私はもう初期研修医も終了しているでしょうか。2年前の今頃、私は大学を卒業して京都へ移住したことを昨日のことのように思います。私は生まれも育ちも九州は鹿児島県で25年間過ごしてきた唐芋ですが、ふと”そうだ京都、行こう。”と某キャッチフレーズの様な理由で縁もゆかりもない土地へ飛び出してしまいました。しかも京都大学医学部附属病院。どうしてそんな理由で慣れ親しんだ土地を離れてハイレベルな病院に行くことができたのかいまだに自分でも不思議です。しかし、2年間の初期研修を終え、飛び出してきて本当に良かった。と心から思います。

文字に起こすととても恥ずかしいのですが、かけがえのない同僚に出会い、田舎者である私と仲良くしてくれたことに加え、多様な価値観に触れてお互いに刺激し合える環境にいれた2年間は何物にも代えがたい時間だったと痛感しました。もしこのブログを読む初期研修医がいたら、忙しいと存じますが今をとても大事にして欲しいと思います。

そして泌尿器科医になるという大きな決断をすることができたことも京大へ飛び出したからこそではないかと振り返って思います。選んだ理由は多々ありますが”面白い、興味深い”に尽きるでしょうか。大文字会のユニークな先生方に触れ、自分もこの興味深い学問を志したい。と強く思いました。先生方には感謝の気持ちしかございません。(特に修練医の先生方には大変お世話になりました。)

4月から大学を離れて大阪の梅田にある病院で修練医として研鑽を積みます。はっきり言って自分には分不相応なハイボリュームセンターですが、もっともっと成長して京大へ帰ってきたいと思います。

重ね重ねですが、こちらへ来てから出会った全ての人には感謝の言葉しか見つかりません。またどこかで恩返しができたらと思います。つらつらと失礼いたしました。写真は京都へ来た日に撮った木屋町の夜桜。

田代結