ビンス・カーター

皆さんはビンス・カーターというバスケットボールプレーヤーをご存知でしょうか。

NBAのダンク王として大活躍したビンスがとうとうNBAを引退してしまいました。

ビンスカーターという男がどれほどすごい選手かご存知ない方もおられると思います。

そんな方はこちらの動画をご覧ください。

ね、とんでもないでしょ。彼は今年で43歳なんです。実は私と同い年。

彼はバスケットの名門、ノースカロライナ大学でキャリアを積んだ後、1998年にドラフトにてトロント ラプターズに入団し、当時はまだバスケットボールの人気がなかったカナダにバスケットボールの文化を根付かせました。

その後もニューヨークネッツ、オーランドマジック、フェニックスサンズ、ダラスマーベリックス、メンフィスグリズリーズ、サクラメントキングスト、アトランタホークスとチームを渡り歩きます。1990年代、2000年代、2010年代、2020年代と4 decadesに渡ってプレーした史上初の選手です。

今シーズンもホークスで大活躍していたのですが、今年の3月11日のニックス戦で、COVIDの影響で突然シーズンが中断されることが決定され、これがビンスにとっての最終戦になってしまいました。同い年のスーパースターとして応援していた私にとってはとても残念なニュースでした。

バスケットボールというハードなスポーツをこの年齢まで続けるため、彼は徹底的な食事管理やトレーニングを続けて、自身がプレーすることにこだわり続けました。それだけではなく、20代でど派手なダンクでNBAのスーパースターになったにも関わらず、30代、40代と全盛期を過ぎ、身体能力が低下してくると、スーパースターから優秀な脇役へと自身を作り変えていきました。時にはエースのような活躍を見せつつも、経験の浅い若手たちを支えてチームをプレイオフに導く、言うのは簡単ですが、これほど難しいことはありません。

どんな仕事でも年代に応じて必要とされる役割が変わってきます。我々も必要とされる枠わりに柔軟に対応し、ビンスカーターのように息の長いプレーヤーになりたいものです。

澤田 篤郎