プログレッシブ・ロック

みなさま、こんにちは。助教の今村です。

泌尿器科のスタッフは臨床業務が終わっても、まだまだメールや書き物などで夜遅くまでパソコンとにらめっこしております。
そんな時のお供は何といっても音楽!皆、自分のお気に入りの曲を聞きながら、作業にいそしんでおります。

私の隣では、クラシック大好きのS先生が『タカッ、タカッ、ツー』などとリズムをくちずさみながら、手だけは違うリズムでキーボードを叩いておられます(すごい!)。

もともと、音楽に関してはクラシックからロックまでなんでもござれの無節操な私ですが、一番のお気に入りは実はプログレッシブ・ロックです。
「何だ、それ?」というみなさま、極めてノーマルです。
「私も大好きです!」というレアな方、同好の士を得て感激です。

プログレッシブ・ロックとは、1970年代に全盛だった、変拍子、テクニカル、その上曲が長い(20分以上ある曲も!)というジャンルのロックで、ロックをクラシックやジャズと合体させた、より「進歩的な」音楽なのです。

高校時代にビートルズに影響を受けてギターを弾き始めた私ですが、そんな音楽仲間の一人にピアノの名手K君がいました。彼が、イエス、キングクリムゾンなどの色々なプログレッシブ・ロックのバンドのアルバムを紹介してくれたのですが、目まぐるしく変わる曲展開に泣きのメロディがほどよくからんで、すっかり虜になってしまい、K君と二人で色々な曲をコピーしたものです。

プログレッシブ・ロック自体は時代の流れからか、すっかり衰退してしまいましたが、当時のミュージシャンたちは未だに色々なジャンルの方々とコラボレーションしており、「進歩的な」姿勢を忘れていません。

さて、そんなK君とひょんなことから最近5年ぶりに会いました。
お互いの多忙な近況を話した後は、高校時代に戻ったかのような音楽談義。
お互い変わらんなあといった後で急に将来の話になりました。なんと、彼の夢はピアノに飽きたらずに、「定年後にドラムを習得すること」。彼も音楽の面ではまだまだ「進歩的な」な男で、大いなる刺激を受けた再会でした。

そして、今夜の私はまだパソコンとにらめっこしています。
お供は当然プログレッシブ・ロック。
手術ビデオを見ながら、まだまだ進歩を続けようと思っております。