皆さん是非泌尿器科へ!

京都大学研修医の安田と申します。
外が明るい時間帯は病院内に閉じこもっているため季節を感じることなく過ごしていますが、泌尿器科病棟のある積貞棟8階は眺めが良く、季節の移り変わりが良く分かります。

泌尿器科では銀杏が黄色に染まる頃から、大文字山がうっすら白くなるまで、3ヶ月間お世話になりました。
泌尿器科で研修した感想をブログに、とのことで真面目に推敲を重ねておりましたが、そうこうしているうちに締め切り日からどんどん離れてしまいそう(※既に過ぎている)なので、思いついたまま書こうと思います。

■泌尿器科について
泌尿器科は国試的にはマイナー科。
研修医としても必修ではないため、廻ってくる研修医は少数。というより何してる科なのか謎。

あくまでも私見ですが、泌尿器科は基本的には外科、ただし一般外科以上に幅が広い科だと思います。
診断から治療まで、化学療法も放射線治療も関わる、という点では内科的。
また、膀胱鏡も開腹手術も内視鏡手術もロボット手術もする。腹腔も後腹膜腔も扱う(後腹膜腔にアプローチできるのは泌尿器科だけ)。外科系志望にとってはとても魅力的な科だと思います。

■医局について
研修説明会の際の「泌尿器科興味あるの?見学来たら。来週とか」というお言葉に乗っかり、「こんな気楽に見学日決めて良いんかいな」と思いつつ、見学に伺ったことを覚えています(大規模すぎず、身軽なところも泌尿器科の良いところ)。

学生の時に見学に来た時も感じましたが、気さくで楽しい方ばかりです。
面倒見の良い先生方にご指導いただき、楽しく充実した3ヶ月間を過ごせました。

ちなみに麻酔科研修中に小耳に挟んだオペ看さんたちの魔女話から。
「・・・(他科の話なので割愛)だね。泌尿器科は皆優しい。○○科は・・・(以下略)」
「泌尿器科は昔から雰囲気が良い」
「入るなら泌尿器科の方が良いよ」
だそうです(※注 私が言わせた訳ではありません)。
皆さん紳士的で仕事しやすいと評判でした(過大評価しすぎ?)。

■病棟について
看護師さん、薬剤師さんをはじめ、スタッフの方々とコミュニケーションが取りやすく、仕事しやすい環境でした。
普段からきっちりコミュニケーションの取れている病棟だからだと思いますが、ぽっと研修に来た研修医にもフレンドリーに接していただき、とても居心地が良かったです。

小学生の感想文(タイトル「楽しかった、泌尿器科」)のようになりましたが、実際楽しかったということも事実です。どうぞご容赦ください。

ブログをご覧の学生さん、研修医の皆さんがどれくらいいらっしゃるか分かりませんが。
皆さん是非泌尿器科へ!

送別会

私の送別会の一コマ。病棟看護師さんと泌尿器科の先生方と一緒に (後列左から2番目が私)。