うさぎ

今回は我が家の娘を紹介したい。名前は美卯(みう)。現在6歳である。8歳、10歳となる兄がいる。別に卯月に生まれた訳でもなく、たんに著者が小さな頃うさぎを飼っていたことからうさぎ好きで、嫁さんと結婚前に和食料理店の「美々卯」で食事をしていて、女の子が生まれたら名前を美卯にしようと勝手に話をしていたところにさかのぼる。娘が大きくなったら、そんなことで決めたのと怒られそうだが、今のところは、「みうの卯はうさぎの卯。お父さんがうさぎ好きだから、私の名前みうっていうんだよねー」と受け入れ良好だ。しっかり者でやさしいところもあるが、次男とは取っ組み合いのけんかをするほど気が強く、わがままな面もある

前回、著者がニューヨークに留学中の話を書いたが、娘は3歳から4歳のころである。突然、親の都合で環境が変わったが、あまり日本語も分かっていなかったためか、ナーサリー(アメリカの幼稚園)に入れても、言葉が分からないことは問題にならず、feelingで適応していたようだ。しばらくすると、お人形さんのような青い目の子たちに混じり、輪になりぺちゃくちゃとなんやらガールズトークをしているのには驚いた。ジェスチャーもアメリカ仕込で大きく、音楽がかかるとよく踊る。留学時の毎週末は家族でよく遊び、また研究室にもよく付いて来て、一緒にいれる時間が多かった。

帰国すると、さすがに多忙となり、一緒に過ごせる時間が少なくなった。週末もよく「今日はもうお仕事行かなくていいの?」と聞かれる。その中で、うれしいことに娘が5月から兄二人と同じく、剣道を習い始めた。うさぎのようにぴょんぴょん跳ねているが、最近は道着をまとい、さまになってきている。土曜日の時間があるときは、道場にお邪魔し、子供達の指導をさせていただいており、著者にとってpriceless な時間となっている。

誤解を招くかもしれないので、追記させていただくが、別に娘だけをかわいがっている訳ではなく、息子二人も同じである。3人いると、子供達同士我慢することも多いが、にぎやかで面白い。子供達とともにもう一人希望しているが、なかなか受け入れてもらえない。部屋と予算が足りないようだ。

(文責:根来宏光)