一般の皆さまへ 泌尿器科教室について

ごあいさつ

小川 修
小川 修

京都大学泌尿器科のHPをみていただき本当にありがとうございます。
泌尿器科が担当する臓器は、尿を作ったり出したりする臓器(腎、尿管、膀胱、尿道)や男性の生殖に関係する臓器(前立腺、精巣、陰茎)です。これらの臓器には、がん(悪性腫瘍)、炎症(感染症など)、機能異常、さらには先天異常などが起こりますが、それらが私たち泌尿器科医の取り扱う病気です。

京都大学泌尿器科は、そのような病気の中でも、特にがんの治療に力を入れてきました。特に、30年以上も前から低侵襲の内視鏡手術の開発と実践に取り組み、この分野の実績は日本トップです。最近は最新鋭の手術ロボット(ダヴィンチXI)を導入し、がん治療のさらなる低侵襲化と治療成績の向上を目指しています。

また、泌尿器科がんの薬物治療は、最近大きな変革期を迎えています。例えば、前立腺がんでは新しいホルモン治療薬や抗がん剤が次々と認可され、今後はさらに新しいがん治療薬も使うことができるようになります。また、腎臓がんでは分子標的薬に加えて、ノーベル賞で話題になった免疫チェックポイント阻害剤が使われはじめています。このように複数の治療薬が認可されると、その使い方も複雑になり、より専門的な知識と経験が必要となります。私たちのチームには、各種の泌尿器科がんに対応して、経験豊かなスタッフが常駐しており、皆さんの生活の質(QOL)を重視した高度な医療を提供できると考えています。

さらに、移植医療にも長年との実績があります。長期の腎の生着率も全国トップクラスであり、腎臓内科や移植医療部との連携で、安全で丁寧な移植医療を実現させています。

大学病院の大きな使命のひとつが新しい医療の開発です。これが無ければ大学病院の存在意義はありません。新しい医療の開発には患者さんの協力が不可欠です。新薬の治験や新しい治療法の開発などを積極的に行っておりますので、最先端の治療にご興味のある患者さんは是非お尋ねください。また、病気を早期に発見したり、薬の効果などを予測するマーカー開発の基礎研究なども進めておりますので、将来の新しい医療開発のために協力いただけるのであれば有り難いです。